漆芸の沼

ウルシノキのお箸


カルチャーセンターの授業で
デパートへ行ったら
おせち料理の受付をしていました



もう10月も終わり、
年末の準備が始まっているのですね


そろそろお正月のことを考えなくては

と、思っていた矢先、
すてきな商品をみつけました!


うるし木箸です


塗装はされていませんが、
独特の黄色がかった色をしています


漆を掻いて役割を終えたウルシノキを
活用する試みだそうです
グッとくるアイデアですね!

縄文時代の下宅部遺跡では、
ウルシノキを水中の杭(くい)に使用した
例が知られています

ウルシノキは水に強いので
このような利用方法は理にかなっていると
思います


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販売元の葆光庵は、
国産漆の産地、岩手県を拠点に
漆にちなんだ様々なグッズをプロデュース
されていて、
Webショップをのぞいてみると
他にもおもしろい商品がたくさん

浄法寺産の国産漆も販売されています

§


2015年に福岡で開催された講演会では、
小西美術のアトキンソン社長
浄法寺漆産業の松沢社長とともに
松生順も登壇させていただきましたので
ご記憶の方もいらっしゃると思います

葆光庵は、
その松沢さんのショップです


うるし木箸は、
今年発売されたばかり

24センチ(八寸)で、
祝箸にちょうど良いと思います

通販で気軽に購入できますので、
お正月からどっぷり漆に浸りたい方はどうぞ!