漆芸の沼

ウルシオさんとラッカさん(改訂版)


若干アバウトだったので、
加筆・訂正しました🙇


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ステイホームを楽しく過ごしていただこうと始めた
ZOOMお話し会、
ご好評につき昨夜は第4回


海外の方も含む
18名の方にご参加いただきました!


KOTOさんからのリクエストにおこたえして
漆がかたまるメカニズムをテーマに
順先生がお話ししました


順先生の手描きイラストと
迫真の演技!
いかがでしたか?

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商人=H2O
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商人=H2O


今回の主役は
ウルシオさん(ウルシオール)と
ラッカさん(ラッカーゼ)

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ウルシオさん(ウルシオール)
ラッカさん(ラッコール)


謎の商人H2Oが持つ宝物(酸素)を
ウルシオさんに届けるラッカさん

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ウルシオさんを訪ねる
ラッカさん


ウルシオさんのやすらぎの札(水素)が
宝物(酸素O2)と結びついて水が生じ

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ラッカさんに
やすらぎの札を与える
ウルシオさん
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商人H2Oの酸素と
ウルシオさんの水素が出会う


やすらぎの札を使い果たした
ウルシオさんたちは
重合=漆がかたまりました

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水素を失い重合する
ウルシオさん


興奮したラッカさんのほっぺが緑色なのは
銅の色を表現しています

ラッカさんの正体は
銅原子を含む酵素ラッカーゼ

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活性化した酵素の
ラッカさん
(ほっぺが緑色)


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温度(酸素の活性)と
湿度(空気中の水分)が
条件下で化学反応すると
漆がかたまる=硬化


漆がかたまる“酸化重合”
一般的な説明だと上記のようになりますが、
物語のほうが楽しかったですね♪


漆や刻苧などが膿んだときに
「ラッカさんをもっと盛り上げなくちゃ!」=温度不足
「やすらぎの札が足りないかも…」=湿度不足
のような感じで思い出していただければ幸いです

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参考図書
『漆芸の伝統技法』佐々木䇦
『漆とジャパン』三田村有純
『漆学』宮腰哲雄


ご紹介した書籍のうち、
漆とジャパン』は読み物として親しみやすいと思います
知識を深めたい方はどうぞ

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ラッカさん

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次回は7月4日(土)
“漆クロニクル” 飛鳥~奈良時代


主に乾漆のお話しをする予定です


乾漆は意外な用途に使われていた!
衝撃を受けることうけあいです!!


次回からYoutubeライブでの
同時配信を画策しています


近日中に当ブログでご案内します