漆芸の沼

余談 もうひとつの11月13日




11月13日は
「うるしの日」ですが、
いいひざの日」でもあります



1113 で イイヒザ


語呂合わせだそうですが
膝と漆のつくりはどちらも「桼」


「桼」は、木に切れ目を入れて漆液が
流れる形を表現した象形文字



切れ目→関節
それに月(にくづき)が付いて「膝」


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余談ですが、
先日のブログ「惟喬親王 前編
文中の、筒井神社と木地師資料館の画像は
2021年8月末に訪問したときのものです

実は訪問前日、順が膝の半月板を損傷

左膝が曲がったままロックしてしまい
杖が2本無いと歩けません


それでも、どうしても行きたいと言うので
とりあえず木地師資料館のある
筒井神社まで行ってみました



石段を見上げて「無理だよね~」
と振り返ると、
順はすでに両手に杖を握りしめて
筒井神社の階段を登っていたのでした


福岡へ帰って検査を受けると即手術
1ヵ月の入院を経て、もうすぐリハビリが
終わるところです


個人的に漆と膝に縁が深かった1年

それが11月13日を介してつながることを知り、
妙に感動したのでした


膝は漆でくっつけるわけにはまいりませんので
皆様も、くれぐれも大切に