第22回西日本の漆を守る会 

2019年8月9日 オフ 投稿者: hakatashitsugei



漆芸の原料になる漆。

現在、 日本産漆は岩手県の浄法寺産が大半を占め、
茨城県の太子町産がそれに続きます。


戦前までは、全国各地に漆産地がありました。

最近、
いったん衰退した漆産地を復興する動きがあります。


そのことを初めて知ったのは
10年前の「西日本漆を守る会」でした。



西日本の漆を守る会の中心人物は
小野さん(福岡の九産大出身!)で、
備中漆の復興に向け、
岡山県内の漆林を管理しながら、
ウルシノキの育成や漆掻きの研究をされていました。


残念なことにサポート企業の事情で
そこでの活動は中断されたようですが、
ウルシノキ栽培のノウハウや、
木の産地(浄法寺、丹波、備中など)による
漆液の性質の違いなど、
貴重なデータをお持ちです。


当ブログでご紹介してきた
佐賀県鳥栖市のウルシノキ植栽にも
たいへんなご尽力をいただいたそうです。


漆掻き職人さんとして参加されていた岡本さんは
定年退職後に丹波で漆掻きをされていました。


懇親会の後、朝まで漆の未来について語り合う
岡本さん。
若い人たちよりもお元気で
ほんとうにお酒に強い方でした。


岡本さんはその後、 NPO丹波漆の立ち上げに至り、
ウルシノキの植栽および漆掻き職人の育成などの
活動をされています。


毎年秋に開催される「うえるかむまつり」というイベントは、
年々スケールアップされている印象です。



「西日本の漆を守る会」 は、毎年1回
西日本の漆植栽地で開催されています。

今年は、
徳島県開催だそうです。





会は研修会、植栽地見学などからなり、
研修会のテーマは開催地ごとで様々です。
ウルシノキの栽培
漆液の分析結果
漆掻き職人さんのレポートなど、
たいへん貴重で興味深い情報が得られます。


開催時期と個展が重なるため
我々は なかなか参加できずにおりますが、
興味のある方は一度参加されてみてはいかがでしょうか?

漆に興味のある方であれば、
参加資格などは問われません。

お申込みは9月7日締め切りのようです。

お問合せは
090-6883-1825 東官平さん
まで。


博多漆芸研究所受講生の方は、
受講の際にお申し出いただければ、
参加申し込み用のおはがきを差し上げます。