縄文時間を過ごす

 

右の木地が、左の漆器になりました。

昨年漆芸を始めた受講生の方の作品です。

 

漆器は工程数が多いので、できあがるまでに時間がかかります。

 

この小鉢も20工程以上あります。
月4回出席なら、半年近くかかるわけです。
(同時進行で数点制作できますが♪)

 

 

縄文時代から続く漆芸。
日増しに加速する社会に逆行するかのようです。

 

今を生きる受講生の皆さん、どう思ってらっしゃるのだろうか?
感想を聞いてみました。

 

「座禅のよう」

 

 

「作品が増えすぎないのでありがたい」

 

 

「意外と苦にならない」

 

 

「研ぎに集中しているとき、脳を休ませてあげている気がする」

 

 

 

情報も娯楽も大量消費の俗世を横目に、
縄文時間を楽しんでらっしゃいます。

 

 

 

こちらは陶胎。
素焼きの陶器なら、漆が塗れます。

 

陶芸の釉薬は思い通りにならない、
一度焼くと修正が難しいのに対し、
陶胎であれば気に入るまで塗りなおせます。

 

木地と同じようにすり漆をしたら、
あとはお好きなように♪

 

ある程度平滑なものであれば、蒔絵や螺鈿もできます。

 

 

 

 

これは蒔絵の練習で、鳥獣戯画の模写です。
筆運びや漆の粘度に慣れることが肝心です。

 

 

博多漆芸研究所では、
通り一遍の技法だけでなく、

「どうすれば上達するか?」

も講習します。