漆の皮むき大会

漆好きの集まり「九州漆の会(仮称)」で、
新年の顔合わせがあり、昨日は
鳥栖の多く美やさんへ行ってきました。

鳥栖には多く美やさんが育ててらっしゃるウルシノキがあります。
今年はみんなで手入れして漆掻きをやろう、ということで
年間の計画を相談しながら、漆の実の表皮をムキムキムキムキ・・・

左:むいた皮
中:漆の実
右:漆の種(実に中に入ってるやつ)

漆の種は、蝋(ロウ/ワックス)で包まれており、
鳥が実を食べて消化することで発芽するのだそうです。

なので、表皮だけむいて地中に埋めても芽は出ず、
ここから更に、加温したり洗剤で洗ったりしてその蝋を溶かす必要があります。

 

かつて漆ロウは、木蝋と呼ばれろうそくの原料でしたが、
ハゼノキから採れる蝋のほうが白く市場価値が高いため
徐々に衰退していった

・・・という話を
藤沢周平の『漆の実のみのる国』で読んだことがあります。

 

あの「為せば成る、為さねば成らぬ何事も成らぬは人の為さぬなりけり
で知られる上杉鷹山公が主人公の時代小説です。

 

鷹山公は九代米沢藩主ですが、
生まれは九州で、母方は筑前秋月藩出身です。

 

筑前に縁のある鷹山公が、ウルシノキから採れるロウや漆で藩の財政再建に努める一方
それを脅かすハゼノキを日本列島に持ち込んだのが、神屋宗湛や島井宗室などの
筑前の商人だそうで。不思議な因縁を感じますね。

 

そして今、
肥前にウルシノキが植えられて、
九州からまた何かが始まろうとしています!

伊万里のキモノ男子も参加してま~す♪

インバネス似合いすぎ!

 

筑前も鷹山公にあずかって
漆の実のみのる国にしたいですね~✨✨

九州漆の会では、
ウルシノキの育成についての情報交換を行っています。

「ウルシノキの植樹・植林」や、「九州漆の会」の活動に興味のある方は
多く美やさんへお問合せください。